今日は明石の海へ。もぐり船に乗って、あかし海苔の収穫を見てきました !

■ 明石の海へ──海苔の“原点”を見に行く

本日は、明石の海へ行ってきました。目的は、私たちが取り扱っている「あかし海苔」が、
実際にどのように収穫されているのかをこの目で見ること。

普段は完成した海苔を見ることがほとんどですが、
その一枚に至るまでの現場は、なかなか見る機会がありません。

■ 海苔漁専用船「もぐり船」に乗って出港

港に着くと、そこには「もぐり船」と呼ばれる海苔漁専用の船が停まっていました。
今回は、このもぐり船に乗せていただき、海苔漁の様子を見学させてもらいました。

「今日は海、落ち着いててええですよ」
そう言いながら、船はゆっくりと港を出ます。
冬の明石の海は、思っていたよりも静かで、どこか凛とした空気が漂っていました。

■ 海苔は“海で育つ作物”

明石海苔は、畑で育つ作物ではありません。
海に張られた網の上で、潮に揺られながら育つ“海の作物”です。

「刈るって言うより、引き上げる感じですね」
そう教えてもらった通り、もぐり船は海苔網を引き上げ、海水ごと船内に取り込んでいきます。

ホースを通って流れ込んでくるのは、黒く艶のある、生の明石海苔。
船内の槽には、海苔がどんどん溜まっていきます。

水を含んだ海苔は見た目以上に重く、持ってみると、ずっしりとした重みがあります。

「これ、まだ食べ物って感じせえへんやろ?」
確かに、普段見慣れている板海苔とはまったく別物。
ですが、この状態こそが、明石海苔の原点です。

■ 静かな船内に流れる、阿吽の呼吸

作業中の船内は、とても静かでした。怒号が飛ぶこともなく、会話も最小限。
それぞれが自分の役割を淡々とこなしています。

「長いこと一緒にやってるから、言わんでも分かるんです」
そう語られる通り、動きには無駄がなく、長年積み重ねてきた経験が、そのまま作業に表れているようでした。

また、すべてが勘任せというわけではありません。船内には魚群探知機(カラープロッター)があり、
海苔網の位置や潮の流れを確認しながら、作業が進められています。

「自然相手やけど、機械も大事です」
自然と向き合いながら、経験と技術の両方を使う。
それが、明石の海苔漁なのだと感じました。
作業を終え、船は再び港へ戻ります。

港に着くと、海苔は籠に盛られ、このあと洗浄、加工、乾燥といった工程へと進んでいきます。

■ NORIYAが伝えたい、海苔の背景にあるもの

「海苔って地味やと思われがちやけどな」
そう笑いながら話されていたのが印象的でした。
確かに、海苔は派手な食材ではありません。
ですが、一枚あるだけで料理の印象が大きく変わる。
それは、この海と、この仕事が詰まっているからこそだと思います。

私たちNORIYAが大切にしているのは、“出来上がった商品”だけではなく、
その背景にある環境や人の仕事です。

明石の海で、もぐり船に乗り実際の収穫現場を見ることで、
改めて明石海苔の価値を実感する一日となりました。

これからも、こうした現場の声や風景を、
少しずつお伝えしていければと思います。